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仮想スポーツ環境を用いた新規トレーニング法の確立

分野
スポーツ科学
キーワード
身体運動、打撃、バーチャル・リアリティ
社会環境学部 社会環境学科

助教 樋口 貴俊

研究概要

 野球やテニス、卓球、バドミントンなどのスポーツの「打つ」局面において、打者へ向かってくるボールやシャトルのコースや速度に応じて打具を操作する能力は各競技種目でのパフォーマンスを決定する重要な因子である。しかし、実戦同様のランダムなボールやシャトルに対応して打つ機会や、トップ選手のボールの速度や変化を体験できる機会には限りがある。また、子どもからお年寄りを含めた一般の方にとっても、複雑な身体動作や視覚と運動器の協調動作が要求される「打つ」運動では、複雑なタスクの際の思考や行動をうまく制御するために必要な実行機能や認知機能を高める効果も期待できる。しかし、上記のスポーツを実施する際には道具や時間、場所などの環境的な制約が生じる。

 本研究では、立体的に見える仮想空間を呈示できる頭部装着式ディスプレイを用いて、実戦同様のランダムなボールやシャトルに対応して打具をスイングできる練習システム(図1)の開発に取り組み、実際にその練習を行った際の効果の検証を行っている。また、熟練者が同システムで打つ動作を行った際の頭部や視線の動きを「お手本」として記録し、未熟練者が使用した際に比較・フィードバックすることで、上手に打つための視認動作の習得も支援できるシステムの開発にも取り組んでいる。

図1:仮想スポーツ環境のシステム構成

利点・特徴
  • いつどこでもスポーツ体験をすることができる装置として、競技パフォーマンスの向上や健康増進などの効果が期待できる
  • スポーツ観戦や娯楽分野などへの応用も可能である
応用分野 健康科学、身体教育、スポーツ科学

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